開催日:8月24日(土)
会場:酪農学園大学 D棟
開催時間:9:30~16:00
一緒に暮らしている動物やアニマルシェルターでケアをしている動物が手に負えないくらい興奮しすぎて飛びつく、噛みつく、引っ掻く、家具や物を壊す、分離不安で悩んでいませんか?
こういった行動に対して、私たちが何もしなければ、行動はより悪化し、犬にとっても人にとっても問題になってしまいます...... 犬と暮らしながらどう対応していいのか悩んだり、犬と一緒に過ごす時間や一緒にお出かけすることができなくなったり、一緒に暮らせずに手放すことも考えたりしなければならないなど、なかなか悩むことが多いと思います。
そんな悩みを抱えている皆さんに良報です!このような行動をするとき、犬は私たちに重要なことを伝えているのです。多くの場合、私たちの注目や関わりを求めているということです!
犬の欲求を満たし、より望ましい行動を伝えていくには、犬が望むもの、私たちの関わりを提供していけばいいのです。私たちの関わり方を使って犬たちに望ましい行動を伝えるトレーニング・テクニックは、コンストラクショナル・アフェクション*と言います。
コンストラクショナル・アフェクションは、優しく撫でる「アフェクション」を使って、動物と人の間に望ましい関わり方を築いていくトレーニング方法です。愛犬が私たちのアフェクション(優しく撫でること)を望ましい行動で求め、受け取れるようになると理想のパートナーにより近づくことができます!
コンストラクショナル・アフェクションを通して以下のことが可能に!
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犬と人双方にとって楽しい関係を築く
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犬との明確なコミュニケーションを確立する
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分離不安の解決に役立つ
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様々な状況や環境で犬がリラックスできる
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保護犬の譲渡につながる
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楽しく簡単にできる
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など
コンストラクショナル・アフェクションは、犬と家族が夢に見たような理想の関係を築く手助けになり、
保護犬たちにとっても譲渡につながる望ましい行動を学習できます。
ワンデイワークショップでは、CAAWTのショーン・ウィルと西牟田真麻が犬の飛びつき、引っ掻き、分離不安から、落ち着いて私たちの隣で座ったり伏せたりすることで、アフェクションや関わりを求められるようになる新しいアプローチを紹介します。
保護犬サミーとしたコンストラクショナル・アフェクションのサクセスストーリーをご覧ください:
タイムテーブル
9:10~9:30 受付
午前のセッション
9:30〜12:30 講義と動画で学ぶ
12:30〜13:15 ランチ休憩
午後のセッション
13:15〜16:00 犬とのライブデモンストレーションと講義、最後は質疑応答
犬とするライブデモンストレーションについて
ライブデモンストレーションでは、ショーンとマアサが犬とコンストラクショナル・アフェクションを実践する様子を見て、実際のやり方を学びましょう!
ライブデモンストレーションの時間は犬によって異なります。犬がトレーニングに参加できる状態であれば、休憩時間までトレーニングを続けます。ライブデモンストレーション中、犬がトレーニングに参加しない場合は中止します。犬にトレーニングの強制はしたくないので、この点ご理解していただけると嬉しいです。
CAAWTについて
CAAWT(Constructional Approach to Animal Welfare and Training)は、アメリカで認定されている非営利団体です。ショーン・ウィルと西牟田真麻が設立し、2021年からCAAWTを運営。ショーンとマアサはともにヘスース・ロザレス・ルイス博士から学び、北テキサス大学で行動分析学の学士号と修士号を取得。ショーンは現在、フロリダ工科大学の行動分析学の博士課程に在籍。北テキサス大学で、行動分析学、コンストラクショナル・アプローチ(Goldiamond, 1974)、そしてアニマルウェルフェアとトレーニングへの応用を学ぶ。倫理的で効果的、かつ動物個々に合ったプログラムを提供し、動物と関わり一緒に暮らす人々の生活を向上させるために、教育的かつ専門的な経験を生かすことに専念。
CAAWTの使命は、人と暮らす犬たちがこれからも一緒に幸せな暮らしを送れるように、そしてアニマルシェルター(動物保護施設)にいる保護犬たちが新しいご家族に迎えられるようにすることです。行動支援やトレーニングが必要だが、金銭面での余裕がない個人や団体に、無料または割引価格で行動支援やトレーニングを提供することによって、使命を達成しています。また、CAAWTメンバーシップ、CAAWTポッドキャスト、CAAWTオンライングループクラス、カンファレンス、ウェビナーや対面式ワークショップでより良い知識やトレーニングスキルの学べるコミュニティーづくりや教育プログラムを提供しています。そして、アニマルシェルター(動物保護施設)のスタッフやボランティアトレーニング、アニマルシェルター(動物保護施設)全体的な効率と譲渡を増やすためのシェルタープログラムの開発をすることで、CAAWT使命を推進しています。
手に負えないほど興奮した行動、分離不安、怖がる行動や攻撃行動など、私たちが日々直面する問題行動の解決をするため、世界中の動物とケアをする人々の生活を改善するプログラムの開発を支援してきました。アニマルトレーナー、アニマルシェルター(動物保護施設)、レスキュー団体、動物園、獣医、グルーマーやトリマー、そして動物と暮らす人々とのつながりを通して、CAAWTは行動やトレーニングのサポートを必要とする動物やケアをする人々に手を差し伸べ続けています。
講師のショーンとマアサについて
アメリカからやってくる2人のワークショップ講師 ショーン・ウィルと西牟田真麻(マアサ)をご紹介!
北テキサス大学在学中、ショーンはヘスース・ロザレス・ルイス博士の指導の下、コンストラクショナル・アフェクション(アフェクション(優しく撫でる)を使って、動物と人双方にとって望ましい関わりを築いていくトレーニング方法)を開発し、地域のアニマルシェルター(動物保護施設)の効率と譲渡率を上げるためのコンストラクショナル・シェルター・プログラムを開発した。マアサは馬が好きで、小さい頃から馬と仲良くなるための方法を探り、北テキサス大学でヘスース・ロザレス・ルイス博士とショーンに出会い保護馬との研究をしました。保護馬とするアフェクション(撫でるや優しく掻く)が強化子になることを証明し、コンストラクショナル・アフェクションを馬とできるよう改良しました。コンストラクショナル・アフェクションを通して小さい頃から夢見ていた馬との関係を築くことができました。
現在、お二人は常夏のフロリダに住んでいて、ショーンはフロリダ工科大学の博士課程に在籍し、アニマルシェルター(動物保護施設)において、保護犬の譲渡率を上げるためのトレーニングや、ボランティアやスタッフのトレーニングに関する研究を行っています。お二人は地元のアニマルシェルター(動物保護施設)でボランティアをしており、保護犬が新しいご家族に迎えられ、これからも一緒に幸せな暮らしができるようにコンストラクショナル・アフェクションを保護犬たちと実施しています。
3頭の保護犬ピーパー、ちゅう、レミーと幸せな日々を送っており、3頭の犬たちはショーンとマアサのCAAWTの活動を支え、絶えずアニマルウェルフェアの重要性を教え影響を与えてくれています。